GRAND ODYSSEY

万博 三井・東芝館の映像作品。
純粋な映画じゃあないですが。
事前に一グループ最大20人まで鑑賞者の顔の画像を撮影してデジタルデータにしておいて、それを登場人物として合成して上映する作品。処理するマシンは、Pentium4のマシン数台並列だったようだ、分散処理ですか。。。
場内のアテンダントは「誰がどの役になるかは機械で自動。男女の判定も自動」と言っていた。パンフレットには、男女の判定は人間でやっていると書いてあった。スキャンしても使えそうにない画像はボツになるとか、二回ずつ撮影するうちの、一回目の画像を見て、「もうちょっと撮影機の奥に顔を入れてください」とか指示を出したりするのには、人間が関与していそうな感じ。終わったデータは毎回破棄しているとか。鑑賞者の男女比が分からないので、あらかじめ各キャスト、男女両方録音しておいて、男女判定をして台詞の音声を当てている。
元々、40minにはなるんでないかという脚本を13minにしたとかで、まぁ、映画作品としてそんなにすごいとは言えない。近未来のデザインは最初はシド・ミードがやったってあたりはまぁまぁすごいかな。プロダクションデザイン小林誠とか、音楽千住明とか、主題歌大貫妙子とか、主演(といってもデジタル処理画像だけれども)は加山雄三奥村夏未、声優陣は堀内賢雄鶴ひろみ榊原良子etc(ダブルキャストはどっちが出てくるかわからないが)ともかく豪華だ。こういうのが万博会場だけで終わってしまうのが、万博の万博たる所以なのかもだ。