石原知事「韓流は1950年代の日本風景」

さてさて。韓国の記事がどれだけ知事の発言を正確に引用しているかはとりあえずおいておいて、記事だけで馬鹿正直に見てみる。
韓流が昔の日本のドラマに似ているとか今と比べると昔の日本人に似ているような要素が日本で受けているのでは、といった指摘はよくあり、それで全部じゃないけれど、まったくはずれているわけではもちろんないなと思う。さて、本文を見てみると、指摘しているのは映画についてのようだ。「似ている」的な面で言えば、映画よりドラマだろうと。いや、全面的に間違っているとは言えないが。そういう点だけ言えば、何も報道するような発言じゃないやろ。
んとまて、言っているのは、「1940〜1950年代のシーン=日本統治時代のシーン」が多いと言っているのか?んんんん?どんだけあったっけ?
いや、建物とか、その当時の風景を感じさせるような風景があるという意味じゃないかという意見も見かけた。ふーむ、なるほど、あるかどうかという意味ではあるだろう。それで映画の動員が増えるなら、楽でいいや。
いや、俳優の顔立ちが似ているんじゃないかという意見も見かけた。なるほどまったくはずれているわけではないが、15年前の韓国映画と比べるとというあくまで比較論だが、今時の韓国映画の俳優は、今どきっぽい顔が増えている。まぁ比較論であって、絶対評価だと、今の日本の流行より後れているという意見はわからんでもないが、1940〜1950年代の往年の俳優と比べてどうなんだろうねぇ。うーむ。
台湾映画との比較等リップサービスはあるだろうけれども。とりあえず上記分析では、「どうとでも取れる」という結論になりまして、石原知事が植民地どうとかいうくだりとのつながりは全然わかりません(記事のその部分の正当性についてはノーコメント)。
というか、中高年はともかく、高齢者層って韓国映画の観客にそんなに多かったかなぁ?まぁ、1990年代半ばごろは、数少ない韓国映画の観客層は今よりも高かった記憶がありますが。
やぁ、いろんな読み方あるもんですなぁ。
とりあえず、原文らしきものの方を読んでみる。とりえあず、日本語訳が変なわけではなさそうだ。
全然よくわからん。
#わからんのは記事であって、知事の真意は知りません。