死にカタログ

それでも現代日本人の死への関心は深いようだ。著者は面白い分析をしている。


日本の映画配給収入ランキング20位のなかで、人が死ぬ物語の比率を調べてみました。

「およそ9割」

子ども向け映画以外のほとんど全部です。さらに、その5割は、大量に人が死ぬのです。

「人が死なない国では物語のなかで人が死ぬ」

イランやインドの映画では人が死ぬ映画はここまで多くないのだとのこと。

配給収入ランキングで比べる、というのは観客の欲求で比べているということなのだろうから、そうすると洋画も入れたランキングの方が公平な気もするけれど、傾向の示唆というレベルなら誤ってもないだろうから、興味深いと受け取っておこうかな。
1990年代後半、あるライターが韓国映画は人をよく殺すと言っていたのを思い出したけれども、ここ2年くらいの韓国での韓国映画興行ベスト20を見たところ人が死ぬ映画はさすがに9割ってことはなかった。。。知らない映画もあるのでちゃんとした数字は出しませんが(汗