シネマコリア2007名古屋会場終了

皆様ご来場ありがとうございました。名古屋会場は開催上の大きなトラブルはなく、無事終了しました(裏側のここにはかけないどたばた劇はないでもなかったのですが)。
ゲストの寺脇研さんに「シネマコリアは2004年から毎年参加しているが、外れ作品には一度も当たったことがない」と言っていただけて光栄でした。

シネマコリア作品短評
「ラジオ・スター」 大作を連続で作った後のイ・ジュニクが肩肘張らずに堅実に作った小さな物語。構成がしっかりしていて普通に笑って泣けるが、韓国の70、80、90年代の韓国大衆歌謡の変遷なども知っていればリアリティや時代感覚がわかってなお面白い一作。

「ホリデイ」 ヤン・ユノのたぶん最高傑作じゃなかろうか。バイオレンスから籠城事件へ。韓国人なら誰でも知っている事件というのを割り引いて日本の観客が普通にみても、泣いている観客多数。

「青燕」 これだけまともに朝鮮占領時代の日本を描いた韓国映画は初じゃなかろうか。ユン・ジョンチャンGood Job

「懐かしの庭」 これはまたイム・サンスの最高傑作じゃなかろうか。ヨーロッパ映画のテイストも感じられる演出と、そこに描かれる光州事件とその後の男女。深い。

大阪会場も盛況になりますことを願って。

青燕でパンフの執筆でも参考で挙げられたページwww.platon.co.jp/~kei/korea/hito/pak.htmlには今つながらなかったのでそちらはwww.archive.orgにて確認。
ホリデイの元となったチ・ガンソン事件については인물현대사 <유전무죄 무전유죄-지강헌>Daum tv팟 - 유전무죄무전유죄..지강헌 인질극 사건 - 동영상などが参考になりそう(字幕ないです、念のため)。