今更キネ旬ベストテン2011とか

年間ベスト10の類はどうしても相対評価になるので、絶対的な作品の評価と年間のランキングってなかなか一致しないわけですが…。まぁ、あと、キネ旬韓国映画について言えば(他のランキングにも多かれ少なかれそういうことは言えますが)、韓国映画ブームの前は「見ている人が少なくて」ランキングが下がってしまったのではと思う部分があったかと思うと、注目を浴びて紹介意欲が高まった結果上がりすぎたかなぁと思う年もあり。キネ旬に限れば、韓国映画が上がりすぎもせず下がりすぎもせずという時期に入ったかなぁとは感じています。とはいえ、興行面のブームが収まって、ランクに入ってしかるべき作品が日本に紹介されづらい状況に入って来ている面はあるなぁとも思うわけでして…。

外国映画37位アジョシ、53位ビー・デビル、72位ハウスメイド、118位生き残るための3つの取引、139位悪魔を見たなど、下位には順位それ自体の意味ってさほどないとは思いますが、まぁ「投票する人がいるのは充分に納得できるけどベスト10はちょっと遠いなぁ」という作品としてまったく違和感がないわけです。
読者投票洋画8位アジョシ まぁこれはありでしょう。キネ旬の読者受けするっていう言い方はまぁあんまり良くないんでしょうけど、まぁそういうことで。読者洋画23位悪魔を見た この作品の微妙な順位は、キム・ジウンやらその辺の韓国ニューウェーブを見てきた人にして、新たな驚きは少ないよねっていう感じはあったり。
キネ旬友の会青森洋画9位、東京洋画6位。関西洋画9位、高松洋画9位、アジョシ。まぁ読者投票と感想は同じです。
キネ旬掲載2011日本洋画興行収入ランキング50位アジョシ2億5千万円(韓国映画としてはこの年最上位、邦画を混ぜると順位は100位よりずっと下がります)
ちょっとばかり思い上がった言い方をすれば、元来こういう映画が好きな層には一定の認知を得た、そいういう風には思います。