2011-05-29から1日間の記事一覧

『戦略外交原論』兼原 信克著

現役外交官の見る外交。あんまりこういう立場を私は支持しないけど。

『戦前昭和の社会 1926-1945 (講談社現代新書)』井上 寿一著

2冊共に、朝鮮半島関係を含む日本の近代史を見るまた一つの視点として。面白い。

『1920年代の日本と国際関係―混沌を越えて「新しい秩序」へ』杉田 米行著

『中国「反日」活動家の証言』王錦思著、孫秀萍訳

。元々中国で出す予定だった本が「売れない」と本国で出せずに日本で出すことになった。日本向けに直してはいるが一部はやはり中国人向けの記述になっている。単なるいち中国人の独白という前提に立てばまともな本。翻訳者(来日中国人)が明らかな事実誤認…

『字幕の名工 ─ 秘田余四郎とフランス映画』高三 啓輔著

フランス映画中心に活動した字幕翻訳家秘田余四郎について。その翻訳の紹介も詳しい。

『労働鎖国ニッポンの崩壊―人口減少社会の担い手はだれか』安里 和晃著

比較として韓国の近年の労働力受け入れも取り上げられているので。『ソウルのバングラディシュ人』のような映画と合わせて読みたい。

『最後の証人〈上〉』金 聖鍾著、祖田 律男訳

『最後の証人 下』金 聖鍾著、祖田 律男訳 宣伝ではあまり積極的には言及していないが(あとがきには書いてあるが)、ペ・チャンホ監督作品2001年映画『黒水仙』の原作。といっても「そのまま」でもない。あとがきはペ・チャンホのものを二度目の映画化とし…

『土地 第1巻』朴 景利著、金 正出・金 容権訳

韓国現代文学の代表的な1人で邦訳の少なかった朴 景利の代表的長編から。オリジナルは長すぎたからか、青少年向けに著者の手で1/3程度にしたバージョンからの和訳。それですら方言や民俗的描写の翻訳に苦労したとか。生き生きとした韓国の近現代史。