『コリアンスポーツ〈克日〉戦争』大島 裕史著

ちょっと刺激的目なタイトルが付いているが、戦後の韓国のスポーツの発展と挫折を日本との関係を多く見据えながら記述している本。同時に日本のスポーツの発展も見えてくるから、スポーツ好きなら読んでて十分面白いのでは。これらのスポーツの発展と両国の現代史(政治史、大衆文化史)とも絡めているので、非常に見通しがよい。と言うわけで、韓国サブカルや日本のサブカルを追いかける人が読んでもそれはそれで参考になる良書。こういう切り口で歴史を見るとまた見え方が違って面白いね。