『消えた学院―日中共学を実践した「青島学院」の三十年を追う』米村 秀司著

日本の中国進出から終戦までの間で、少なくとも名目上は日中共存を目指した(中身も目指した形跡は当然ある)青島学院。その評価や本書の扱いには議論の余地があってむしろ当然だが、調査は簡単ではなく、歴史から消えてしまうなら残念なことで、より調査を望みたい案件の一つ