シネマコリア

『達磨よ、ソウルへ行こう』
『どこかで誰かに何かあれば間違いなく現れるホン班長
黄山ヶ原』
大韓民国憲法第1条』
と今年は4作品だけれども、シネマコリアのセレクションは、先日森卓也さんの話題で書いた通りいつも世間とはひと味(?)違うわけですが、映画祭らしい作品、という観点でのイチオシは間違いなく『黄山ヶ原』。普段いろんな映画祭で、興行に乗らない映画を追いかけている人なら、この作品には驚くでしょう(それでも、字幕では表しきれないところも重要なので、パンフと当日きっと会場であるであろう解説でフォローしておくとなおグーです。もちろん、その部分が分からなくても、十分すごい)。
達磨は、韓国映画を山のように見ている人ならおなじみの癖顔系の俳優たちが、めちゃめちゃ活躍します。ホン班長オム・ジョンファがとてもよろしい、熟した魅力(エロちっくな意味ではなく)。憲法は、風俗嬢かつ国会議員候補のイェ・ジウォンの、風俗嬢としての顔と議員候補コスプレ(?)をしているときの魅力がそれぞれ違うのが、とてもいい。