『冷戦の追憶-南北朝鮮交流秘史』

金 錬鐵著、李 準悳訳
統一部長官経験者の語る南北関係史。太陽政策支持的立場(というより、私は実務主義だと思うのだけど)。結構映画好きな方のようで、映画と比較した現実とかの言及が案外多いので映画屋的にも面白かった(それを抜きにしても面白い本だが)。先日紹介した『金大中 仮面の裏側』が元諜報員で反太陽政策(反キムデジュン政権)で、諜報員の実態を知る意味でも面白い本だったのと対照的で、両方読むとなかなか面白みのある読書じゃないかと。これらを踏まえて韓国映画を見直すと、また発見があるやも?