『東アジア世界の近代――19世紀 (岩波講座 東アジア近現代通史 第1巻)』和田 春樹, 後藤 乾一, 木畑 洋一, 山室 信一, 趙 景達, 中野 聡, 川島 真

注目している。とても興味深く読んだ。この第1巻では従来の歴史で語られる時に見落とされがちな視点(POV)の論文が多数。基礎知識としては、まず一般的な通史を頭に入れておくのがよいのだろうけれども、歴史をたった一本の流れで見ることにおぼれないためにも、こういうのを読んでおくのはお勧めしたい(かといっていろんな流れを見るのを見失って歴史は唯雑然としているとみればいいということではないが)。