『李健煕(イ・ゴンヒ) ──サムスンの孤独な帝王』李慶植著、福田恵介訳

サムスンの帝王、李健煕伝記。それなりに面白い、といっても劇的に書かれすぎているきらいがあるのだが。李健煕が映画界にあこがれてスピルバーグと会ったことや美術界との関わり(資産対策なのかCSRなのか、サムスンの美術館への関与)。
でも、本書でこの日記に記す最も興味深い点は、著者の李慶植が伝記等のライターでもあると同時に作家であり、映画『灼熱の屋上』の脚本などにも関わっているという点なのではないかと。