『イラン現代史 従属と抵抗の100年』吉村 慎太郎著

とても面白く読んだ。イランの現代史。知らなければともするとただの遅れた国とか偏見を抱きかねないが、イランにはイランの近代前史、近代化、現代化の歴史がある。ちなみに、第二次大戦中、当時の日本ではあまり話題になっていなかったようだが、英露の交易の拠点としてイランは重要で、実はそこを分断されていたらソ連はもっと苦戦していたのではという話もある。