『だれが世界を翻訳するのか―アジア・アフリカの未来から』真島 一郎編

AA研の至って真摯な試みですが、新書レベルでは全然ないので、言語学に興味がない人が読んだら玉砕間違いなし。翻訳・言語の一般論から始まって、アジア・アフリカと西欧中心との関わり(価値も含めた翻訳を介したやりとり)の事例と評価などへ。それぞれ大きく関係あるけれど、そのまま繋がる一本の線で繋がった論ではないので、これを読んで結論めいた意見が出来るような代物ではない。しかし、理解する価値はあるだろう、と