2010-09-09から1日間の記事一覧

『異邦の記憶―故郷・国家・自由』イ ヨンスク著

納得できない論も少なからずあったが、韓国出身韓国人のみた日本、在日文学等興味深い話題、視点。読む価値は大いにある。面白かった。

『サッカーからみる日韓のナショナリティとローカリティ―地域スポーツ実践の場への文化人類学的アプローチ』金 明美著

割と面白かった。文化人類学的に、日本は清水市を、韓国は済州島のある地域を中心に黎明期から現在までサッカーがどのようにその地域に根付いてきたかをとく。これであってるのかよくわからんところもあるが、そんな外れでもない気はする。とはいっても、結…

『だれが世界を翻訳するのか―アジア・アフリカの未来から』真島 一郎編

AA研の至って真摯な試みですが、新書レベルでは全然ないので、言語学に興味がない人が読んだら玉砕間違いなし。翻訳・言語の一般論から始まって、アジア・アフリカと西欧中心との関わり(価値も含めた翻訳を介したやりとり)の事例と評価などへ。それぞれ大…

『或る失踪 (アジア女流作家シリーズ)』シンギョンスク著、具 末謨訳

シンギョンスクの素晴らしい一作。

『アジア系アメリカ演劇―マスキュリニティの演劇表象』山本 秀行著

アジア系アメリカ文学研究者が演劇分野を取りまとめた。非常に面白い。まぁ、あくまで演劇ジャンルのある系譜なので、これだけ読んでも全体がどうとか言えないのだけれども、アメリカにおけるアジア系のステレオタイプの話題もあり。後半は取り上げる作家が…

あいち国際女性映画祭2010

昔から、この映画祭に関しては割と木全ディレクターのセレクションを信用しているので、日本もしくは愛知での公開が本映画祭限りになる作品も含めてアベレージが高いのですが、なかなかあれもこれも見られないのでいつも残念なんですが、ことしも開幕。 ミス…